正男「ここは…」
…五衛山は火山ではないはずなのに、そこはマグマの池となっていた。
???「…お前は…ハンターだな?」
と、声がする。奥から、赤い服を着て双剣を持った男がやってきた。
???「俺の名は、『グラソン・フレア』!道術使いのハンターだ!」
浩二「別のハンター…!」
グラソン「…やれやれ、封印したものには多額の賞金が出るって言うから参加したら
こんなガキに出会うとはな…」
正男(イラッ)
グラソン「ガキは家に帰って漫画でも読んでな!ココから先は俺たち能力者の出番だ!」
正男「ガキ…だと…?」
グラソン「そうだ。そうでなけりゃなんなんだ?」
正男「フザケンナ!調子に乗るなよ?
俺だって数日前申公豹師匠の下で修行したんだ!」
正男が露骨に怒りを表す。
グラソン「申公豹だと?ハハハ、こいつぁ驚いた。最強道士に習ったって?ウソならましなウソをつけ」
浩二「兄さん、こいつ挑発してるんだよ!落ち着いて!仲間にできるかもしれないよ!」
しかし、グラソンが浩二を指差してこう言う。
グラソン「仲間?ハッ、あんま笑わせんな。ばったりと会った赤の他人、
しかもガキを、信じられるわけねぇだろ。
それにな。報酬は俺がひとりで全部いただくって決めたんだ。お前ら他のハンターには1元たりともやらねぇよ!」
ハンター制度において二人以上で倒すと、報酬は山分けになるのだ。ちなみに金の単位は元。
浩二「くっ…」
正男「この野郎…彷刻陣で修行した俺の実力を見てちびんじゃねーぞ!」
と、正男が炎を纏い始める。
グラソン「…お前も火属性か。奇遇だな、俺もだ。」
グラソンもまた、炎を纏い始めた。そして、その一部を天井に打ち出した。
グラソン「さあ来い、初心者(ビギナー)!能力者の戦いを見せてやるよ!
『オールレンジ・ファイアボール』!!」