エンディング!!
正男「うぉおおおおおおおお!!!」
BM「グハッ…!」
正男の全身全霊を込めた最後の拳がブラスター・マスターの胸を穿つ。
正男「―――勝負あり、だな」
BM「そんな……馬鹿な……俺の野望が………」
胸元当たりから真紅の血が吹き出す。
BM「馬鹿な…!
俺だって……俺だって……!!」
正男「――――!!」
BM「いろんな異名とか考えてたのにぃぃぃ!!!
『ヨルムンガン度の炎』とか!!!
『邪獄焔のミッドガルド』とかぁ!!!!
『ニヴルヘイムの死焔』とかぁぁぁぁ!!!!!
全部却下だったんだぞォォォァァァァァ!!!!!!!!」
正男「最後の最後でギャグ言うんじゃねぇーーーーッ!!!!!!
ていうか全部めちゃくちゃだから!!!」
BM「アバーーーーッ!!!」
正男のパンチが再度ヒットしたとき、彼――ブラック・クラウド首領ブラスター・マスターは息絶えた。
正男「これで……これで終わったんだな……!」
対象の沈黙を確認し、正男がつぶやく。
正男「さて、みんなの元に帰るか………!」
正男は総ての目的を達成した―――
―――今、彼の旅が終わったのである。
正男「待てよ…?倒したはいいが帰ってきた後はどうなるんだ…?後始末はどうするんだ…?」
――――正男の旅は、始まったばかりなのかもしれない。だけど、それはまた別の話で(絶対書かないと思う)。