ストーリー

正男「もう夜か…火焔草は結局なかったしなぁ…」

レンガ、断層地帯を抜けると、目の前には漠然と広がる砂丘があるだけだった。
本当の砂漠である。今までの奇怪な世界は、きっと限定的だったものだろう。

…そんなとき。
突然砂丘が不自然に二つ盛り上がる。一つは正男の手前だ。
そして奥のほうから、薔薇の花のようなオブジェに乗った、少女が現れた。

???「…ごきげんよう、正男。
私の用意した『砂界・古代都市遺跡探検ツアー』はいかがだったかしら?
私は黒雲四天王が1人、 『薔薇』のローズ・ゼフィラウスというわ。よろしく。」

砂から出現した少女―――ローズ・ゼフィラウスは優雅そうにのたまった。その瞳は左右非対称色であった。

正男「黒雲四天王……!
っていうか、あのワープ装置も俺を誘導するために…!」

ローズ「ええ、万が一DEATH-DEVILが死んだときのためにね。
現にDEATH-DEVILは倒れて、あなたは罠に引っかかってくれた。
だけど、罠を超えたのは予想外だったかなぁ~?」

正男「そんなことは関係ない、俺はただブラッククラウドを倒すだけだ!」

ローズ「あっそ。じゃ、ここで死になさい」

ローズはそういうと、ポケットから薔薇の花びら型の物体を取り出した。

ローズ「喰らいなさい、この新型爆弾!」

正男「来いッ」





正男「ところでアレって古代都市だったんだ」