テル「……もう少し…!見えてきた!」
ウィン「それにしても、デデババ一つ見ないなぁ…」
シータ「そうね………」
デデババとは、練習草原だけに生息する植物。動物を食べる。
平たく言うとデクババとパックンフラワーを足して2で割った感じ。
テル「デデババがいないから原生生物増えまくりだよ…倒すの辛いよ………」
シータ「デデババがいたらいたで困るんでしょう?こっちの方が明らかにマシよ。」
そうこうしている間に、三人は何か高台のような場所についた。
テル「あれ?こんなところあったっけ?」
ウィン「そうだな…少なくとも、前までは無かったな。」
すると、高台の中心の丘から、巨大な口と一つの眼のついた、全長2mほどの植物が出てきた…
デデババだ。
テル「うおっ!言ってるそばから出てきた!!」
ウィン「ちょっと待て…何だコイツは!色が異常すぎるぞ。」
そう、出てきたデデババは、通常の種と色が違っているのである。
通常は青地に赤い斑紋があるのに対し、今回のそれは黄色にピンクの斑紋である。
ポイズンパックンですな。
謎のデデババ「キシャアアアアアアアア!!!」
そして突如、霊魔覇那の顔が、テレビをつけたように出現する。
主人公一行「!!?」
霊魔覇那「フフフ………私の邪魔をする反逆者がいるという情報をついさっき聞いたのでね。
それと三人の少年少女がセフィロス・ツリーの方向に逃げていった事もね…!」
ウィン(………馬鹿な…情報伝達が早すぎる!)
テル「お前は…なんでこんなことをしたアアアア!!!!!!!!!!」
テルが殴りかかる。
…テルの拳が空を切った…。そう、ホログラムだったのである。
霊魔覇那「フフフ………コイツは『デデババ・改』!
科学技術の粋を結した改造生物さ!」
ウィン「クッ!」
霊魔覇那「それでは。反逆者諸君の死に様、楽しみにしてるよ。」
そして霊魔覇那のホログラムは消えた。
テル「ここは俺が行くぜ。」
シータ「頼んだわ。」
テル「任せとけ!」